2019/09/03
決算月の前には、今期どのくらいの利益が出そうか、税金がいくらになるか、概算をして社長と打ち合わせをします。
例えば3月決算なら2月の終わりか3月初めころにうかがって、3月中に精算していただきたい経費や対策、来期の見通しなどについてお話をします。
利益が出ている会社だと、何とか税金が安くならないかとの相談を受けることもあります。
そういうときに、税理士によっては生命保険の加入を勧めたり、必要なものは3月中に買うようアドバイスをしたりします。
税金は利益の金額に対してかかります。
ですから、税金を安くするためには、利益を減らさなければなりません。
利益を減らすために手っ取り早いのは、モノを買ったりして経費を増やすことです。
でも、ちょっと待ってください。
生命保険に入るのも、備品を買うにしても、お金が出ていくのです。
中古のベンツを買うと節税になるとかなんとかいう本が、一時はやったようですが、税金を減らすためにそんなことまでする必要はあるのでしょうか。
従業員に決算賞与を出すというのならわかります。
「がんばって働いてくれてありがとう」のボーナスが出れば、従業員のモチベーションも上がって、業績もますます上がるかもしれません。
ただ、節税のためだけに必要もない生命保険に入ることに意味はあるんでしょうか。
買い替えの必要もないパソコンを何台も入れ替える必要はあるんでしょうか。
例えば100万円の利益が出たとすると、税金は30万円くらいです。
税金を払っても70万円は手元に残ります。
それを、税金を払いたくない一心で、100万円を使い切る人、実際見てきました。
無駄遣いするくらいなら、残った70万円の有効な使い道を考えませんか?
会社の宣伝や、サービス向上につながる使い道、きっとあるはずです。
「税金を払う」というのは、抵抗ある人多いと思いますが、「経費」の一部と考えましょう。
手元のお金を無駄に減らしてまでもするべき節税、私はないと思っています。
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