2019/09/03
恋愛では、第一印象が悪くても付き合っていくうちに良い印象に変わるということも珍しくありません。
でもビジネスでは、最初の失敗や対応の悪さを挽回する機会は与えられないと思った方がよいでしょう。
はい、さようならで、次がないのが普通です。
家っていくらぐらいで建つんだろうと、夫の実家の建て替えを考えて、住宅展示場で3社に見積もりを頼んでみました。
まずは土地の調査ということで、2社から回答がありました。
全国展開の大手からは、実家の土地は川の近くで長期優良住宅の認定は受けられないとの答え。
地元のハウスメーカーからはそんな話はなかったので、長期優良住宅の認定について確認をしてもらったところ、市の担当者に確認したが大丈夫でしたとのこと。
全く逆の答えに、これは自分で行政に確認しようと思ったのでした。
結局、大手メーカーの担当者が不確かな情報で、認定は不可と伝えてきたことが判明しました。
3社にお願いして、1社は回答なし、1社はいい加減な対応、一番小さな地元のハウスメーカーが最も誠意のある対応でした。
お願いするとしたら、きっとここにするでしょう。
長期優良住宅の認定は、税制や借り入れの金利など、いろいろな優遇が受けられるので、家を建てる人に対してはメリットがあるはずなのです。
いまどきの住宅は、ハウスメーカーの建てる家ならほとんどが基準を満たすのかもしれませんが、自社商品のアピールポイントになるのではないかと思っていました。
それを、よく調べもしないで適当な答えをするなんて、考えられません。
たかが見積もりかもしれませんし、よそとの比較検討の材料で終わるかもしれません。
でも、一番大事なお客さまとの出会いの機会ですよね。
いろいろな商売でもやっていると思うのですが、無料サンプル配布や無料体験レッスン、私だと無料相談、もしくはお試し価格など。
その印象や対応が悪ければ、二度と使わないはずです。
入り口をおろそかにしたら、お客さまは逃げてしまいます。
もしかしたら無料相談だけ、体験レッスンだけで終わる人かもしれませんが、その時の対応によっては今後のご縁につながるかもしれません。
今すぐには必要がなくても、必要になった時に思い出してもらえるような対応を心掛けたいと思った出来事でした。
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