2019/09/03
私の化粧はいい加減です。
ファンデーションを手で伸ばし、口紅をニューッと塗って終わり。
5分もかかりません。
なぜこんな適当かというと、化粧の仕方を知らないからです。
大学生のとき、いろいろ買い込んで塗ったりしてみたのですが、塗れば塗るほど怖い顔になって、気持ちが萎えました。
肌が弱かったこともありましたが、赤い口紅をニューッと塗るだけでしっかり化粧したように見えたため、そのまま年をとってしまいました。
よく「年齢がいったら、目の化粧は必須です」なんて記事を目にしますが、いまさら「化粧ってどうやったらいいんですか?」とは聞けずに、そのままになっています。
知らないこと、人に聞いたりしていますか?
私は聞けることと聞けないことがあります。
なんでも聞ければいいのですが、「こんなことも知らないの?」と思われるのがいやで、ついつい知ってるふりしてしまうこともあります。
仕事では、ようやく聞けるようになりましたが、以前は違いました。
「税理士のくせにこんなことも知らないんだ」と思われたら、仕事をとれないという思いからでしょうか、「知らない、できない」はなかなか言えませんでした。
でも、やっぱり支障が出るのです。
知らないことをそのままにして、万が一お客さまに迷惑のかかる事態になったら大変です。
「勉強不足で恥ずかしいのですが、どういう意味か教えてください」
そんなふうに言えば、たいていの人は丁寧に教えてくれます。
経験や実績がないうちは、自分を大きく見せたくて、余計に「知らない・できない」が言えないのかもしれませんね。
でも、知らないことはどんどん聞くべきです。
まあ、ちょっと調べればわかることなんかは、いちいち聞くと嫌われますが。
聞くということは、相手の時間を奪うことですから、怒る人もいるでしょう。
でも、知らないことをそのままにするのはもったいないです。
最初のころは聞き方もへたくそかもしれませんが、そのうち要領よく、相手にとってもプラスになる質問ができるようになってきます。
良い質問は聞かれた方にとっても、アウトプットの機会になるので、よい経験になるはずです。
以前若い経営者の方に、次々会計についての質問を投げかけられた時期がありました。
お会いするたびに、話をするたびに質問が飛びます。
「それはどういう意味ですか?」
「それをすることで、自分にどんなメリットがありますか?」
「もしやらなかったら、どんなことになるのでしょう」
「具体的な事例を教えてください」
まるで私のアウトプットの訓練のようで、大変勉強になりました。
知らないことを質問することで、自分の知識の補完もできますし、質問力を磨くこともできます。
質問力が磨かれれば、相手からたくさんのものを引き出すことができます。
質問することで、相手との距離を縮めることだってできますから、特に起業したて、新しいことを始めたての人は、なんでもどんどん聞きましょう。
いつか私の顔が変わったら、「化粧の仕方、聞けたんだな」と思ってください。
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家の周りで、ときどき「カッコー」という鳴き声が聞こえます。
最初はどこかの掛け時計かと思いましたが、どうやら本物のカッコウが鳴いているようです。
なんだかのどかです。
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