2019/09/03
以前は会計ソフトが圧倒的でしたが、最近はクラウド会計を利用している方にお会いすることが多くなりました。
クラウド会計の最大のメリットは、通帳やクレジットカードのデータを自動的に取り込んで、仕訳も自動で起こすことでしょう。
通帳を見ながら自分で会計入力しなくて済みますので、時間も手間も省けます。
毎月同じような取引しかない人には、最初にきちんと設定しておけばそのあとは完全自動化も夢ではないので、本当に楽だと思います。
実際に自動で取り込んでいる方、使い勝手はいかがですか?
意外と苦労していませんか?
その原因の一つとしては、クラウド会計のシステムの利用以前の問題が考えられます。
それは、プライベートのお金と事業のお金の管理をしっかり分けてしていないことです。
せっかく自動でデータを取り込んでも、その預金口座やクレジットカードが個人と仕事と両方で使っていたらぐちゃぐちゃになっているはずです。
なるべく仕事専用に預金口座を用意しましょう。
できれば、クレジットカードを使うなら、仕事のものを購入するための専用にしましょう。
取り込んだクレジットカードのたくさんのデータの中に、仕事の支払は2,3件だというような場合には、無理に取り込まない方がよっぽど楽です。
手入力で、その2,3件の仕訳を入力するなど、すべて自動化する必要などないのです。
預金を取り込んだとき、個人的な出金や入金はどのように処理しているでしょうか。
会計データ上の預金の残高と通帳の実際の残高は一致していなければいけません。
ですので、取り込んだデータの中に個人的な入金や出金があっても、削除してはいけないのです。
その場合には、削除せずに「事業主勘定」を使ってください。
口座から生活費を引き出したときは「事業主貸」
残高不足にならないよう入金したときは「事業主借」
これらの科目を使います。
個人的な出金は「事業主貸」、個人的な入金は「事業主借」、すべてこの科目でOKです。
せっかくクラウド会計を使っているのなら、そのメリットを最大限に利用できるよう、仕事の環境も整えましょう。
クラウド会計でない人も、銀行口座はぜひ仕事用と個人用とを分けましょう。
仕事の入金も出金も、すべてその口座を通して行うようにすれば、お金の管理はその口座一つで済んでしまいます。
お金の管理は商売の基本です。おろそかにしないようにしましょうね。
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