節税に強い税理士って何だろう

節税に強い税理士ってどんな人のことを言うのでしょうか。

自ら「節税に強い」と名乗っているとしたら、眉唾だなあと思うのは私だけでしょうか。

節税に弱い税理士っているのか

だいたい、節税に弱い税理士なんているのかしらと不思議です。

考えられることとして、

• 税務署よりの判断をする
• 安全策ばかりで、顧客の利益を考えない
• 知識がない
• 能力がない

こんなところでしょうか。

節税に強い税理士って大丈夫？

逆に、節税に強い税理士としては、

• 様々な節税スキームを駆使する
• 何でも経費にする
• 脱税まがいのことを節税と言う
• 素晴らしく能力が高い

他にもあるかとは思います。

大変な資産家や大企業であれば、「節税に強い税理士」が腕をふるう場面も多いのでしょうが、中小企業ではそれほど節税策は多くはありません。

以前知り合いが、利益が出ると適当に領収書を作って赤字にしてくれる人をよい税理士として紹介されたと言っていました。

そんなバカなと驚きましたが、実際いるようです。

そういう人が自称「節税に強い税理士」なのかなと思っています。

税理士なら普通に節税をしている

大抵の税理士はお客様に合った節税を行っていますし、知識もそれなりにあります。

ただ、税務はグレーゾーンが多くて、そこの判断が人によって大きく分かれます。

安全策をとる人もいれば、果敢なチャレンジャーもいます。

そこは個人的には、税理士の独断ではなく、お客様とよく相談した上で決めることだと思っています。

お客様にとっての節税に強い税理士とは

お客様にとって節税に強い税理士とは、説明をつくす人なのかなと思います。

中小企業にとっての節税は、大胆な節税スキームなどではなく細かいところにあります。

• 日々の取引の中から、経費になるものをもれなく計上して、選択肢のあるものは有利不利を正しく判断する。
• 業種によっては節税をしようのない会社もある。

こんなことをお客様が納得できるようにきちんと説明できる人が本当の意味での節税に強い税理士なのかもしれません。

行き過ぎた節税は、一歩間違うと脱税につながります。

また、会社の価値や評価を下げることにもなりかねません。

いずれにしても、「あなたの税金、もっと安くなります」とうたう税理士がいたら、怪しんだ方がよさそうです。

会社にとって「節税」が最も大事なことではありませんから。

 

☆★☆★編集後記☆★☆★

図書館で借りてきた北海道のドライブマップ、私より夫が熱心に見ています。

いつもは私がいろんな細かいことを調べるのですが、珍しくフェリーの時間や料金、船室についても調べているようです。

ノープランでツーリングに出かける人なのに、ルートも研究してあれこれ教えてくれるので、気分はすっかり北海道です。