2019/09/03
地域によって、いろいろな風習や慣習がありますよね。
これは、新潟に来て一番びっくりしたことです。
お寺で義父の四十九日を済ませ、納骨をしたときのことでした。
吹雪の中、住職の奥様に連れられてお墓の前まで来たのですが、その日は吹雪、とても寒い日でした。
「風邪を引いちゃつまらないから、さっさと済ませてしまいましょう」
奥様は、夫に、
「重いから男の人の仕事。そのろうそくを立てるところの石をどかして」
すると、小さな穴が現れました。
この穴じゃお骨納められないよなあと思っていたところ、奥様が塵取りのようなものを出して、
「ここにお骨を」
…え?今なんて?
大きな木の箱に義父のお骨が入っています。
納骨というと、白い陶器の丸い器(?)を墓石の下に納めるのだと思っていたので、いつ白い骨壺に移すんだろうとずっと思っていたのですが、まさかのお骨そのままお墓に投入です。
しかも、「あらら、ずいぶんたくさん持ってきちゃったのね。大きいものもあるから入れるの大変だわ」と、木の箱の中のお骨をガシャガシャ砕いて、ザザッとお墓の中に入れていきます。
私も夫もあっけにとられて、とても最後のお別れ気分ではありませんでした。
「新潟では骨壺じゃなくて、お骨をそのままお墓にガシャガシャ入れるの?」
ビックリして夫に聞きましたが、
「俺も初めてでビックリしたよ。こんなの見たことも聞いたこともない」
と言っています。
夫は高校卒業後、東京の大学に進学して、そのままずっと新潟を離れていましたから、知らないのも無理ないのかもしれません。
後で、住職の娘さん(跡取りの方)から、お墓に直接お骨を入れるのが新潟では一般的であるとの説明を受けました。
お墓は、義父母が再建したものですから、新しいものです。
2人で選んだお墓だし、確かに直接お骨を入れるような形状になっていたので、これが新潟の納骨の形なんでしょう。
初めて見たので、本当にびっくりしました。
あれ、いっぱいになったらどうするんだろう。
お墓の引っ越しってどうするんだろう。(することはないでしょうが)
同じお墓に入っている人は、みんなお骨が混ざっちゃうんですね。
これじゃ不仲の嫁姑や夫婦だと、「絶対同じ墓に入りたくない」というのもわかる気がするなとか、考えると止まりません。
このお墓に入る第一号が義父でしたが、義母と夫と私の4人で終わりなのかな、とも思います。
子供がいないと後のことはどうするのか、相談しておかないといけないんだなと実感しました。
まだまだビックリすることは出てくるのかもしれません。
知らずに恥をかくなんてこともたくさん経験しそうです。
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今日は快晴。気持ちの良い天気です。
夫が大事にしまいこんでいたルンバを走らせてみましたが、音は大きいし、あちこちに元気よくぶつかるしで、ちょっと心配です。
もっとお利口で静かなものだと勝手に思い込んでいましたが、こんなものなのでしょうか?