税理士やめて なにしよう

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無料相談と有料相談  ケースによって使いわけて

time 2016/03/31

野川の桜

野川の桜

無料相談は難しい

税理士の仕事で苦手なことがあります。

それは無料相談会の相談員です。

ここに来なければお会いすることもなかった方とお話しできることは楽しい半面、毎回行くたびに難しさを実感しています。

30分や1時間といった限られた時間の中で、初対面の方の相談に的確な答えを出すことなど不可能にすら思います。

一般的な話や、こういう場合には申告が必要ですよ、などといった広く浅い話ならできます。

でも、相談にいらっしゃる方は、ご自身の税金関係の問題を抱えています。

一般論ではなく、ご自身の個別のケースの答えを知りたいのです。

税金の相談に対する答えは、見えている事実だけではなく、その背景や相談者を取り巻く状況などによってまるで変ってきます。

事前に相談の概要を知ることができれば、いろいろ想定して答えを準備することができるのですが、時間切れやこちらの聞く力の不足によって、大切な事柄を聞き出せずに終わることもあるでしょう。

間違った答えを出してしまうことがとても怖いです。

無料相談の限界を理解したうえで利用してください

無料相談で解決する相談ももちろんあります。

税金は身近ですが、複雑でわかりにくいところがあります。

ちょっとした質問でも気軽にしていただければ丁寧にご説明いたします。

財産がいくら以上あると相続税を払うのでしょう、などといったご相談であればお役に立てるはずです。

ただ、具体的な相談、特に相続税については、無料相談会ではなく個別に税理士に有料でご相談なさることをお勧めします。

無料だからいい加減、ということではなく、少ない情報と限られた時間の中で正確な判断をするのは難しいからです。

ご自身の相談なさりたい内容によって、無料相談と有料相談を上手に使い分けていただけるとうれしいです。

 

☆★☆★編集後記☆★☆★

同じマンションの別の階に引っ越してきた方が、小さい子供さん二人連れてあいさつにみえました。

うちは賃貸だからと、あいさつに回ったりしなかったのに、若いのにしっかりした方だなあと感心しました。

顔が見えると、子供さんの元気な声も騒音ではなく「元気でよろしい」と感じるようになりそうです。

 

静岡生活