2019/09/03
会計ソフトがどんどん使いやすくなって、さらにクラウド会計でいろいろな取引が自動で帳簿に反映されるようになって、自分で帳簿をつける人が増えてきました。
会計事務所でも、面倒な入力作業を受けないところもあるようです。
フィンテックが話題になり、いずれ会計データの入力作業はなくなる仕事だと言われています。
ですが、時代の流れに逆行するのを承知で、あえて言います。
「私は会計データの入力が大好きです。」
「領収書を眺めるのが楽しくて仕方ありません」
なぜ領収書が好きかというと、領収書にはいろんな情報が詰まっているからです。
興味のない人にはただの紙切れかもしれませんが、1年分の領収書からは、その人の生活や行動パターン、性格や考え方が透けて見えます。
いま、こんな仕事してるんだな、とか、これは家族旅行だな、とか、いろんなことがわかります。
領収書から消費のパターンがつかめたり、仕事への向き合い方がわかったりします。
預かった領収書の中にはないけれど、ひょっとして経費にできるこんな出費もあるのではないかと推測もできます。
ひとつひとつちゃんと確認していると、本人も忘れていた経費にたどり着いて、思わぬ節税につながることもあります。
大半の税理士は、会計データ入力を「単純作業」と位置付けて、面倒と考えています。
でも、面白いのです。私にとっては領収書は情報の宝庫です。
ひとりひとりとしっかり向き合いたいと考えていると、会計データの入力は私にとっては欠かせない作業です。
時代遅れと言われようと、好きなのだから仕方ありません。
私に個人情報を開示してもいいよ、とお思いの方、領収書を預けてください。
ちゃんと帳簿と申告書にしてお返しいたします。
詳細はこちらまで。
☆★☆★編集後記☆★☆★
調布から江戸川区に引っ越してから、どこに出るのも楽になりました。
地下鉄網ってすごいですね。
交通費もぐんと安くなりました。