2019/09/03
私の資格は、この職業に就くためにはどうしても必要なもので、この資格がある人だけこの仕事をやってもよいという、国からのお墨付きです。
税理士や医師や弁護士など、資格がなければ就けない仕事の場合は、資格を取ることが必須ですが、なくてもよい場合はどうでしょう。
自分の仕事を深く理解したい、幅を広げたいというための資格や勉強ならよいことだと思います。
でも、取っておいて損はないとか、あった方がいいかも程度なら、邪魔になることもあります。
たくさんの肩書をならべるより、絞った方が専門性が高い気がしませんか?
私も独立した時は、いろんなことができる方が選ばれるような気がして、ファイナンシャルプランナーの資格を取ってみましたが、全く使わない上に、必要性も感じないので、新潟に引っ越す時に資格を返上しました。
他にも、税理士受験の勢いのままに、社会保険労務士や宅建も取ってしまおうかとか、行政書士の登録もしようかとか、いろいろ考えましたが、結局肩書き「税理士」だけの方が専門家らしい気がして、やめました。
オールラウンドより、特化している方がニーズはあります。
会社をつくるときに、なんでも入れておけば後で事業内容を変えても大丈夫と、なんでもかんでも定款に入れる人がいます。
会社の謄本を見たときに、全く無関係なありとあらゆる事業内容が盛り込まれていると、何となく不真面目な胡散臭い感じがします。
何をやっているのかがわからない会社とは、お付き合いをするのに躊躇します。
同じように、たくさんの会社を経営して、何枚も名刺を持っていたり、名刺にびっしり肩書きが書かれていたら、私だったらそういう人とはちょっと距離を置きたいです。
何となく胡散臭いし、どれも中途半端に手を出している感じを持つからです。
中には、本当にマルチな才能をお持ちで、すべてにおいて活躍されている方もいるかもしれませんが、初対面でたくさんの肩書があったら、やっぱり敬遠してしまいます。
「真面目な感じ」って、商売をする上で結構大切ですよ。
だって、お客さまからお金をいただくのです。
相手がいい加減そうな人に喜んでお金を払うこと、考えにくいでしょう。
自分の仕事に自信と誇りを持って、真面目に取り組んでいる人。
そういう印象を相手に持ってもらえるにはどうしたらいいか。
一番手っ取り早いのは、やっぱり肩書きなんじゃないでしょうか。
必要ない資格をたくさん取ると、「せっかく持ってるんだから全部肩書きに入れたい」となるのはよくあることです。
その結果、何をやっている人かわかりにくくなって、かえって選ばれなくなりますよ。
それに、資格や勉強は、役に立ててこそなのです。
「持っていればいつかは役に立つかも」
そんな「いつか」はおそらく来ません。
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ご近所の方にラナンキュラスをいただきました。
春らしいきれいなオレンジで、部屋の中がパァッと明るくなりました。
窓から見える桜の木は、ようやく五分咲きです。
初めての雪国の春、こんなに明るい気分になるのかと、驚いています。
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