2019/09/03
先日うかがったお宅で、いい収納用品がないか相談を受けました。
今ある収納に収まりきらないものが床に置きっぱなしになっていて、何とか片づけたいとのことでした。
どんなものを買って入れたらいいかとのことでしたので、収納のためのグッズは買わないで、とお伝えしました。
片づけの基本は、捨てることです
ストックをたくさん買い込む人は、買ったものをしまえずに出しっぱなしにしていることが多いです。
この場合は、まとめ買いの習慣を見直すことで改善できます。
これとは反対に、ものを捨てられないために収納しきれない人は、出しっぱなしのものは普段使っているものであることが多いです。
ということは、引出しや押し入れにしまってあるものは、存在すら忘れられている場合が少なくありません。
こういう場合は、出しっぱなしのものは後にして、しまいっぱなしのものから手をつけます。
本当は全部をいっぺんに出してしまうのが効率的なのですが、実際には出すだけでうんざりして、整理の作業に入る前に挫折することが多いようです。
一気にやろうと考えずに、引出しひとつずつでもいいので、やる気が何とか続く程度で気長に片づけることをおすすめします。
その時に、大まかでいいのでグループに分けてしまうようにします。
衣類の片づけ・具体例
例えば衣装ケース5個に、無秩序に服が入れられている場合です。
- まずAの衣装ケースの中身を全部出す
- 着る・着ないで仕分けをして、着ないものは捨てる。
- Aの衣装ケースは夏物だけを戻す。他の季節のものは季節ごとに分けて、出したままにしておく
- 次の日、Bの衣装ケースもAと同じ順序で仕分けする
- Bの衣装ケースには冬物だけを戻す。前日にAから出したままにしてある冬物もBに入れる。
- Bの衣装ケースに入っていた夏物はAに入れる。他の季節のものは出したままにしておく
この要領で5つの衣装ケースを片づけると、季節ごとに分けられます。
分け方は、季節ごとでなくても、アイテムや用途で分けても構いません。
一巡したところで、もう一度Aのケースから順に見ていくと、さらに不要なものが出るでしょう。
衣装ケースの一つは、捨てるか迷ったものを入れる「後で見なおすもの」を入れる一時保管場所にしてもよいと思います。
まとめ
一度片づけた場所でも、何度か見直すうちに捨ててもよいと思えるものが必ず出てきます。
私は今使う物以外はあまり持たない主義ですが、それでも定期的に点検すると、前は必要だと思ったものが不要なものに思えることがよくあります。
片づけは、こまめに継続的に行うこと、しまいたいものがあるなら収納場所を増やすのではなくものを減らすこと、この二点に尽きます。
出しっぱなしは不衛生でもあります。
掃除しにくいため、掃除するのも億劫にもなります。
きれいに片づいた清潔な空間を思い浮かべて、少しずつ無理せず片づけてみましょう。
☆★☆★編集後記☆★☆★
調布市民みんなで楽しみにしている「野川の桜のライトアップ」がいよいよ明日開催です。
昨年は夫が出張のため一人で見に行きましたが、今年は二人そろって見られそうです。