税理士やめて なにしよう

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自宅と事務所を分けた方がよいのか 自宅兼事務所に戻して思ったこと

time 2015/11/11

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今年4月に事務所を自宅に移して半年以上が過ぎました。

事務所を別に構えていたときと何が変わったか振り返ってみます。

事務所を借りてから

独立したら一日も早く事務所を借りて人も雇えるようになりたい、多くの税理士がそう考えていると思います。

私も独立当初はそうでした。

初めは自宅で仕事をしていましたが、これなら何とか借りても維持できるかな、という収入になって、迷わず事務所を借りました。

HPも作って、税理士事務所らしくなってきたと少しうれしかったです。

営業が続々やってくる

自宅でやっていたときとは打って変わって、次々といろんな営業の人が訪ねてきます。

会計ソフト、生命保険、不動産、T○C、専門書出版社・・・

こんな小さな事務所にもあいさつに来るんだなあと、なんだか申し訳ないような・・・

最初は一応話だけは聞いていましたが、きりがないので途中からはお断りするようにしていました。

アポなしで突然来る人もいて、ちょっと困ってしまいます。

事務所を借りてよかったこと

「事務所を構えています」と言うと、初めてお会いする方は安心するようです。

やはり事務所を借りて一人前、というのが一般的な評価なんだなあと実感しました。

それから、毎日決まった時間に出勤して、決まった時間に帰るという生活は、オンとオフを完全に区別できて「今日も仕事したな」という実感がありました。

独立当初はあまり仕事もなかったため、自宅でダラダラしてしまうこともあり、自己嫌悪の日々でしたから、気持ちの上での充実感が違いました。

ちょっと困ったこと

心配性なため、夜急に気になることが出てきたりします。(他の人もよくあるようですが)

夜中に自転車を飛ばして昼間送信した申告書の内容を確認に行く、というようなことも何度かありました。

夜によく問い合わせのあるお客さんがいるのですが、手元に資料があればすぐ答えられる質問にも明日まで回答を待ってもらうのもストレスでした。

自宅兼事務所にしてから

自宅に移そうと決めたのは、結婚がきっかけでした。(二度目の(笑))

自宅が少し広くなって、仕事部屋のスペースが取れるようになったので、思い切って自宅に戻しました。

困ったこと

事務所を自宅に移す=撤退・事業がうまくいっていない

このように思う人がいることです。

お客さんにはわかっていただいていますので、いいと言えばいいのですが、周りの税理士に心配されたり同情されたり、ちょっと困っています。

よかったこと

上記の「困ったこと」以外はすべて満足しています。

  • 好きな時間に仕事ができる
  • 通勤時間がない
  • 気になったことは24時間いつでもすぐ確認できる
  • 気分転換に家事ができる
  • 宅配の受け取りに困らない
  • 余計なお金がかからない
  • 仕事を選べる

他にもたくさんありますが、特に「好きな時間に仕事ができる」と「仕事を選べる」は大きいです。

好きな時間に仕事ができる

事務所を借りた時は9時5時の生活をすることに意義を感じていましたが、今は逆です。

朝起きてすぐでも、家族と夕飯後でも、いつでも仕事ができます。

この辺は男性と女性の違いが大きいと思いますが、女性は男性と違ってあまりオン・オフを意識しません。

いくつもを並行してできるのです。かといって、仕事がいい加減になることはありません。並行しながらも、どれもきちんとできます。常にオンなのかもしれません。

仕事も家事も、趣味も勉強も、変に時間を区切らない方がやりやすいのです。

これは、一度自宅と仕事場を分けたことでより強く感じることができたことで、事務所を借りた意義があったと言えます。

仕事を選べる

事務所の維持には当たり前ですが、お金がかかります。

家賃、水道光熱費、飲料水、トイレットーペーパー、掃除道具などのいろいろな備品・・・

事務所を維持するためには、仕事を選ぶということは考えたこともありませんでした。

それが、自宅に戻ってからはせっかく独立したのだから楽しく仕事をしたいと思うようになりました。

気の進まない仕事は受けない、そう決めてからはストレス激減です。

まとめ

人によって目指すところはさまざまなので、どちらがいいとはいえないでしょうが、自宅兼事務所もありだと思います。

以前は一人でやっていることを「人もまだ雇えない」と恥ずかしく思うこともありましたが、再び自宅に戻して、この先事務所は借りない、人は雇わないとはっきり決めました。

ちょっとお金がかかってもったいないかもしれませんが、どちらか迷っている人は思い切って借りてみるというのもあります。

借りた結果、私のようにひとり税理士としてやっていく覚悟ができる場合もありますので、とにかくやってみるというのはどんな結果になるとしても無駄にはならないはずです。

 

☆★☆★編集後記☆★☆★

大型二輪の免許取得を検討中です。

金曜日の午前中に教習所に見学に行ってきます。

行ってしまったら9割の確率で申し込みまでしてくることになりそう・・・

静岡生活