2019/09/03
離れて暮らす両親がどんな生活を送っているのか、気になりますよね。
親が高齢になればなおさら心配です。
まずはどこから手をつけたらよいのか、私の経験したことを書いてみます。
どこまでやっていいのか
これが一番悩むところですが、最初から大切なものに手を付けるのは厳禁です。
拒否反応が強く出て、何一つ触らせてもらえません。
離れて暮らしていると、日々の暮らしをどのように積み重ねてきたのかわかりません。
でも、気を付けて見ていると、ものの置き場や使っている道具のひとつひとつに意味や法則があることに気が付きます。
それらをなるべく損なうことなく、健康的で安全な生活を送れるようにするにはどうしたらよいか、そこから考えてみることが大切です。
自分のことを考えてみても、たまにしかやってこない人に勝手にものを捨てられたり、片づけと称してものの置き場を変えられたのでは怒りたくもなります。
何から手を付けるか
ひとつひとつ確認しながら一緒に片づけができればよいのですが、なかなかはかどらないうえに、すべてのものをこんな風に確認するのは非現実的です。
また、ご高齢でご自身で判断することが難しい場合や、入院や施設への入所で不在の場合には確認することもできません。
私の場合は、普段施設にいて、たまに帰宅する義理の両親が戻ってきたときに、快適に暮らせるようにと考えて始めた片づけでした。
現在は3か月に2回ほどのペースで東京と新潟を往復しています。
嫁である私が勝手にものを捨てる、というわけにもいきませんので、まずは明らかなゴミから処分しました。
壊れたヒーター、たくさんのビン・缶・ペットボトル、賞味期限切れの食品、等々。
とりあえずこれらを捨てるだけでもだいぶすっきりします。
次回は平日に行って、朽ち果てた消火器を回収センターに持っていく予定です。
無理をしない
大切なことは無理をしないことです。
一度に全部やろうなどと思ってはいけません。
私も無理せず気長にやっていますが、行くたびに空気が変わったのがわかります。
最初はゴミを捨てるだけ、次は食品の片づけ、今回は食器棚の一番右の引出だけ、と一回に1,2か所だけ片づけています。
ひとつだけ気を付けていることは、ものを出しておかないことです。
そうすれば埃っぽくなることも防げますし、掃除も簡単です。
片づけた後はやや丁寧に掃除をします。
これをしただけで、埃っぽさが違います。喘息もちの義理の姉のお墨付きですので、間違いありません。
まとめ
実家の片づけで大切なことはきれいに収納されていることではなく、高齢の親が健康で安全に生活できることだと考えます。
ものが多すぎると必要なものが見つからずにいらいらしたり、しまう場所がなくて床に置くとつまずく危険があります。
また、なんでも出しっぱなしでは家の中が埃っぽくて体によくなさそうです。
そういう不自由や危険を取り除くことを第一に考え、まず始めてみましょう。
無理をすると続きませんので、もうちょっとやろうかな、というところでやめておくのが長続きのコツです。