2019/09/03
租税教室を行いました
今日、地元の調布市の中学で租税教室をしてきました。
租税教室は何回か経験がありますが、2時間通しでの授業は初めてです。
1時間目は税金の概要と公平な集め方、2時間目は使い方について、中学3年生と一緒に考えてみました。
今の日本の財政について現状を見てもらい、国の借金が増え続けている現状について話をしました。
講師の税理士が投げかける現状や問題点について、真剣に考えて答える中学生たちに頼もしさを覚えました。
中学生といえば、多感な時期です。
今日の授業が税金について考えるきっかけになって、税金はもちろん、政治についても興味を持ってもらえると嬉しいと、心から思いました。
大人として伝えられること
中学生は半分大人だと、改めて感じました。
嘘やごまかしは通用しません。
そんな純粋な子供(大人?)に私たち大人は何を伝えることができるでしょうか。
正直者が馬鹿を見るような社会では申し訳なく思います。
税理士という職業に就くものとして、正しいことを正しく行いたい、脱税や租税回避行為で税金の負担を不当に逃れたり、次の世代に負担を先送りにするような行為は絶対にしたくありません。
先日、「きれいごとを言う税理士は馬鹿だ。誰でも自分さえ良ければいいに決まっている」という税理士に会いました。
考え方は人それぞれ、批判するのは筋違いかもしれません。
でも、その考え方は嫌いです。
私は馬鹿と言われようが、正しいことをしたいと思います。
今日の租税教室で真剣に話を聞いてくれた中学生に恥じないよう、私自身だけでなく、私のお客様にも正しくまっとうな商売をしてもらえることをこころから望みます。
まとめ
相続というと、お金を残すことばかり考えがちですが、もっとたくさん話をしてあげる、知識や経験を残していくことの方が大切な気がします。
その子が大人になるにあたって、大切なものを見つけられるようにいろいろな体験をする機会を与えたり、考えるきっかけを作ったりすることが、私たち大人の義務なのではないでしょうか。
今日は租税教室を通じて、私たちが考えさせられるよい機会を与えてもらました。
☆★☆★編集後記☆★☆★
今日の租税教室、上手くいくかどうか昨年から気がかりでした。
今年達成したいことの二つ目が終わって、ホッとしています。
(一つ目は大型二輪免許取得です)