2019/09/03
2度目の結婚をして、寿命が延びました。
寿命が延びた?
離婚して税理士になって、人生を立て直そうと毎日必死で生きていたときは、先のことなど考えられませんでした。
仕事も忙しくてきついし、いつになったら楽になるのか、全く見えませんでした。
10年後のことなんて考えたくもないし、10年間こんな生活が続くなら、もう一秒もがんばれない、そこまで心身ともにギリギリでした。
だから、今日だけがんばろうと決めていたのです。
10年は無理でも、今日1日だけならがんばれる。
今日を積み重ねていくことならできる。
今日できることは今日やろう、明日に持ち越さないで。
明日は来ないかもしれないから、今日やらなければいけない。
そう思って生きていました。
だから、私には明日がなくて、今日しかありませんでした。
2度目の結婚をしてから、明日が来たのです。
10年後も20年後も考えられるようになりました。
私には今日だけではなくて、明日も明後日もある。
そう思えるようになりました。
そうしたら、今日やらなくても、明日でいいかと思えるようになりました。
夫はのんきな人で、やりたいことからやる人です。
やりたくないことは今日じゃなくてもいいか、なんとかなるさといつも笑っています。
本当は私が何とかしている部分も多いのですが、のんきな顔を見ていると、「そんなものかなあ」とだんだんのんきがうつってしまったようです。
気の持ちようとか、もっと楽に生きようとか、いろんなことを言う人はいますが、そんな簡単には変えられませんよね。
自分を変えたくてがんばって変えたのではなく、気がついたら変わってただけですが、一つ思ったことがあります。
人は関わる人や環境で、いくらでも変わるんだなあということです。
つらかったときも、一人でストイックに努力してきたおかげで、得られたものもたくさんありましたので、今では決して無駄ではなかったと思っています。
ただ、人とかかわって、影響しあって行く中で、よい方向に変わっていけたことは単純にうれしいです。
明日が来るようになったおかげで、まだまだ何でもできそうな気がしています。
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私と同じように、東京から新潟に移ってきた方のお話を聞くことができました。
新潟はもちろん東京とはずいぶん違うけど、都会だよ、ということ。
地方から東京に来た税理士の方からは、
「地方でよそから来た人間が一人で仕事取るなんて無理だよ」
と聞いていたのですが、新潟はその「地方」と「東京」の間ぐらいの印象だそうです。
少しだけ、方向性が見えた気がしました。