2019/09/03
次のうちで一つだけ税金がかからないものがあります。
さて、どれでしょう。
- 宝くじの当選金
- クイズの懸賞金
- お年玉
これ、小学校の税金教室で最後にやるクイズです。
正解は 1.です。
一つずつ見ていくと、
宝くじ
宝くじの当選金は非課税です。
1億円当たっても、所得税も住民税もかかりませんので、確定申告の必要はありません。
クイズの懸賞金
クイズの懸賞金は所得税がかかります。
所得税の「一時所得」にあたりますが、50万円の控除額がありますので、もらった賞金が50万円以下なら所得税はかかりません。
もし、80万円もらった場合には
(80万円-50万円)×1/2 = 15万円
と、この15万円に対して税金がかかることになります。
お年玉
そしてお年玉。
お年玉をもらったら贈与税がかかります。
人からお金や土地など、財産をもらった場合には贈与税がかかるのです。
お年玉もまさに「お金」をもらっていますので、贈与税の対象です。
ただし、贈与税には年間の控除額が110万円ありますので、もらった金額が110万円以下なら申告は必要ないということです。
ということで、税金教室では子供たちはまさかお年玉に税金がかかるとは思わないので、びっくりします。
「もし110万円よりたくさんお年玉をもらったら、税務署に行って税金の申告するんだよ」と言うと、「そんなにもらわないよ~」と笑いが返ってきて楽しく終わります。
税金も含めて、お金の勉強をする機会って少ないなと感じます。
経済活動や投資、税金、そういうことを学校で小さいころから教えればいいのにな、と。
英語教育も大事ですが、もっと身近なお金の教育も同じようにした方がいいのではないかと思います。
大人になって、大学などで専門に学ぶ人以外、こういうことを学んだ経験のない人も多いはずです。
親子で学ぶ機会があれば、共通の話題も増えていいんじゃないかなと、子どもがいない私ですが思ったりしています。
税金なんて大人でも苦手意識を持つ人の多いテーマですが、クイズに答えてもらったり、グループで意見を出し合ってもらうなど、興味を持ってもらえそうな参加型の授業をすると、子どもたちの反応はなかなか良好です。
お金に携わる職業として、大人も子供も身近に学べる機会がもっとあればいいのになと思います。
そう言いながら、税理士やFPなど、お金の専門家の私たちがやっていけばいいのか、とふと思ったことを書いてみました。
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