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経営者が自分で経理をやった方がよい訳

time 2017/01/17

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それは、会社の数字を把握するためです。

経理はめんどうな作業ですが、とても大切な作業でもあります。

自分で帳簿をつけていれば、リアルタイムで会社の数字がわかります。

今どのくらいの売上があるのか、どんな経費をどのくらい使ったのか、いくつも取引先がある場合は、入金が遅れている会社はないかなど、日々管理することができます。

確かに領収書の処理は面倒かもしれませんが、それは溜めてしまうからです

毎日帳簿をつけることを習慣づければ大したことはありません。

最近の会計ソフトは進んでいます。操作も簡単で、誰でも扱えるようになっています。

とはいえ、どうしても苦手で苦痛だというならば、経理担当者を雇うか外注するべきです。

外注する場合は、資料を何か月分もまとめてドサッとではなく、毎月月末にまとめて月初には会計事務所に送ることです。

ただ、会計事務所に外注すると、会社の業績がわかるのは、どうしても1か月以上遅れます。

資料を送って、会計事務所が処理をして、その月の業績がわかる資料が経営者の手元に来るのは、早くても翌月中旬です。

理想からすると少し遅いですが、年に一回決算で初めて業績を知るよりは、はるかにましです。

私も個人事業主向けに確定申告丸投げパックをやっていますが、毎月資料を送っていただくのは、自分の事業が今どういう状況なのか、把握していただきたいからです。

とりあえず申告さえしてくれればいいや、という考えの方には合わないでしょうが、自分で帳簿をつけられないならせめて毎月の数字は見ておこうと思っていただきたいのです。

「経営者は会社の数字を見なくてよい」という人もいるようです。

細かい数字に一喜一憂していては、大きなことが見えなくなる。経営者には経営の勘があって、業績については肌でわかる。

確かに、とも思いますが、これは百戦錬磨のベテラン経営者のことで、優秀な経理の参謀がいる人のことです。

経営の初心者は経営の勘を磨くためにも、自分で経理をやってみてください。

できなければ、数字を見ることのできる良き相談者と出会ってください。

経営に数字は必須です。苦手だからと避けて通ることはできないのです。

事業を行うというのは、そういうことです。

 

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